自信がない女性ほど、洋服やメイクを「無難に」「目立たないように」と選びがちです。

それは、「自信がないからこそ、なるべく人に注目されたくない」という無意識の防御反応かもしれません。ですが、婚活では“誰かに見つけてもらう”ことがスタート地点。外見は「目に見える第一印象」として、1番初めに相手に伝わる部分です。

ここで重要なのは、《自分が好きな服》ではなく、《相手にどう映るか》という他人目線を取り入れること。

そのためには、自分に似合う色や形を客観的に知ることが近道になります。たとえば、パーソナルカラー診断や顔タイプ診断は、「自分らしさ」を活かしつつ、好感度の高い印象をつくる手助けになります。

実際に私のサポートを受けた方の多くが、「似合う」を知ってファッションやメイクを変えただけで、「表情が明るくなったね」「雰囲気がやわらかくなった」と周囲から声をかけられるようになりました。
そして何より、自分でも鏡を見て「ちょっといいかも」と思えるようになることで、内面の自信にもつながっていきます。

つまり、外見を整えることは、ただの“見た目のオシャレ”ではありません。
それは、「私は自分を大切にしています」と相手に伝える、外側からの“自己肯定”の表現でもあるのです。

見を整えても、心の中で「でも、私なんて…」という言葉が浮かんでしまう人は少なくありません。
それは、これまでの人生で積み重ねた経験や周囲の言葉によって、「自分には価値がない」「魅力がない」と思い込む“思考の癖”がついてしまっているからです。

この癖は、決して1日で消えるものではありません。ですが、思考は「自動的に浮かぶもの」だからこそ、気づけば変えていけます。
たとえば、「どうせ私なんて」と思ったときには、「それって本当？」「根拠はある？」と問いかけるクセをつけるだけでも、思考のパターンが変わり始めます。

さらに効果的なのは、「理想の未来を書き出してみる」「過去に嬉しかった言葉をノートにまとめる」「友人や家族に“私ってどんな人？”と聞いてみる」といった自己理解を深めるワークです。
他人からのフィードバックや、文字にすることで、自分では気づけなかった魅力に出会えることも少なくありません。

「思い込み」はあなたの本当の価値を隠してしまうフィルターです。
まずは、そのフィルターに気づくこと。そして少しずつ、“自分を信じていい理由”を増やしていくことが、心の土台を整える第一歩です。

婚活がうまくいく女性に共通しているのは、決して「美人」や「キャリアがある人」ではありません。
本当に選ばれているのは、“素直な女性”です。

たとえば──
･相手の言葉を素直に「嬉しい」と受け取れる
･自分の気持ちをキチンと伝えられる
･無理に取り繕わず、「ありがとう」「ごめんね」が自然に言える

そんな姿に、男性は「一緒にいたら安心できそう」「本音で話せる人だな」と感じます。

自信がない人ほど、相手に嫌われないように…と本音を隠したり、我慢したりしてしまうことがあります。
でも実は、それがかえって関係を遠ざけてしまう原因になることも。

「ちゃんと伝えてくれて嬉しい」
「正直に話してくれるから信頼できる」
そんなふうに、素直な言葉は相手との心の距離を縮めるのです。

素直さは、生まれ持った性格ではなく「出してもいい」と思える安心感から生まれます。
その安心感を持つためにも、自分を認め、受け入れ、自信を少しずつ育てていくことが大切なのです。